ドビュッシーで朝

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2009年07月08日(水) 七夕

汗の滲んだ敷き布団がにおう。
一番涼しいインド綿のワンピースを部屋着におろして着る。
昨日は七夕だったが、今年は短冊を書かなかった。
その夜は今年初めての熱帯夜だったそうだが、
雨は降っていなかったので、雲の上の恋人たちは
出会えただろうと心配してもいないが安心した。
1年に1度しか会えないなんて、
どんなに燃えあがる恋だろう。
もしくは、
どんなに1年の間に浮気をしていて、
それをバレないようにして、七夕を迎えるのか。
どんな顔で。
お互い実は気づいているんだけど
気づかないふりをしていたりして。
自分のことは隠していながら
相手のことは疑っていたりして。
相手のことは信じているのかも。
この未来のない恋のため、
一年に一度会うことを楽しみにして、
恋をしていないなんてばかばかしい。
一年という尺を現代人として考えるならの話だが。
双方それぞれ家庭を持っていて、
七夕のほうが1年に1度きりの不倫。W不倫。
そのほうが現代っぽい。
これだとブロークバックマウンテンみたい。
元の昔話のことを忘れて意味のないことを
考えてたら暑くなってきた。しかも文字におこすとは
あほな。

今日も暑いので、敷き布団の上に新しいタオルケットを敷いて
寝ることにする。朝起きたらまた汗まみれで
いやな気持ちになる気がする。


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