ドビュッシーで朝

DiaryINDEXpastwill


2006年02月26日(日) 「ミュンヘン」

ちょっと読み返そうーと思って白夜行の文庫をリビングにおきっぱなしにしてたら、
おばあさん(おんとし80)が
「これドラマでやってるやつでしょ?」
「うんそう。見てる?」
「この時間は裏番見てんだよね、けものみち」

白夜行も けものみち もようは同じものじゃないかな、と思いました。
けものみち、どんな話か知らんけど。
おばあさんが裏番なんて言うからびっくりした、そんなお昼過ぎ。


それで「ミュンヘン」

母に見てきたよーと言ったら、
ミュンヘンオリンピックで、人質をとってたてこもる話
だと思っていたみたいなので、
そうじゃなくて、
その実行犯をじわじわと殺す暗殺者の話だよと教えてあげる。

以下ねたバレイ


ミュンヘン、パリ、ロンドン、アテネ、アムス、ベイルートそしてニューヨーク
ぽんぽんと街が変わり綺麗だ。
街から街へ旅行してるのではなくて、爆弾を使って人を殺しているのだが。
最初の3人くらい殺すまででハラハラどきどき。あと8人も殺すのかー
映画長いわけだーと思っていたらそうでもない。作戦は成功ばかりではないのだ。
事実をもとにしているのだから。
悪者にも家族がいて、暗殺者にも家族がいて、みな優しい面も持っていて
父で子で夫で、というのは銀河英雄伝説っぽいが、
事実をもとにしているのだからだ。

ということは、そういうことをすべて省いているイギリスの諜報部員や
ジェームスやボンドや007てのは本当に軽い話だな!
と思ったけど、それはだって映画だもの、いいよね。
上映開始が13:30で終わるのが16:30の映画と15:00の映画とあったら、
15:00の映画みたいときだってそうじゃないときだってある。
あとは選ぶだけだ。

今日は長いほうの映画を選んだだけか。

報復に報復をしてもまた報復が繰り返されるだけ…
というメッセージ性のあるラストに、カメラが引いて
舞台が70年代だけに、健在する貿易センタービルが映るのが印象的だ。

これは三池監督のSPEED主演アイドル映画「アンドロメディア」と同じ
印象だ。報復に報復をしてもまた報復が繰り返されるだけ、人の世では
よくある話なのだ。

しかし忘れさられている事件、21のあほな女子じゃ知りえない事件を
もう1度ひっぱりだし、見せ、よくある話をするのは、ただよくある話を
するより説得力が増すのだ。

ニューヨークのひきのあとの暗転。
観客を安心させる字幕。
「だれだれは何年死んだ」ってやつ。ああいう暗転のあとの文字って、
ノンフィクション感を強調するの以外の意味もあったんだなあ。
安心するなあ。
ごく稀にフィクションでもああいうの出す時あるけどなんの映画だか忘れた。

最後に、最初のほうだけど、
妊娠7ヶ月の女性とのセックスシーンがある映画というのは珍しいと思った。



ん、感想じゃないなこれ。とをつけ加える。

長い映画は身構えてしまう。
身構えてもトイレには行く。そしてちょっとわけわかんなくなる。
これが常。


3536