2018年02月20日(火) |
チェンマイ6日目〜7日目(2/18〜2/19) |
チェンマイ6日目。
ずっと夫婦ふたり一緒で すごしていたのと 疲れがでてきたので なんとなく煮詰まってきた。
ということで 今日は夫婦ではなく 「たまたまゲストハウスで であった一人旅同士」 という設定で すごすことにする。
あれ? 苗字がいっしょですね、、、。
というような 会話をしつつ
カオはバイクをかりて モン族の村にいくというので わたしものせていってもらう ことにする。
朝ごはんはそれぞれ 好きな場所で済ませ 10時にバイク屋で待ち合わせ。
わたしは 近くのおいしいおかゆ屋へいき 珈琲やで珈琲をのんで 待ち合わせ場所へ。
カオのモン族市場で買った鞄をみて バイク屋のおかみさんが 「わたしもモン族出身なの!」と うれしそう。
カオのバイクで ドイプイ方面へ走りはじめるが
グーグルマップでみつけた さらに奥の村に いってみようか?
という話になる。
ドイプイへの分岐をとおりすぎると 道はさらにでこぼこになってゆく。
森の中のくねくね道を ゆっくりと走る。
からりと晴れていて 気持ちがいい。
ずいぶんと長いくねくね道をゆくと San Kuという看板と矢印が。
森の中に道がつづいている。 緑の中にオドル光がとても美しい。
バイクをとめて 道の奥へ。
そこには 遺跡のような 仏塔の台座と建物の土台のようなところ。
珊瑚のような軽石のような煉瓦を つんでつくられている。
祭壇にはろうそくがともっていて 燃え尽きそうなお線香が。 だれかが守っている場所だ。
とても心地のいい 神聖な雰囲気の場所。
わたしたちもお線香をあげ 即興の声を捧げた。
しばらく過ごしたい場所であったが 目的地はまだ先だ。
バイクにのって またくねくねでこぼこ道を すすみゆく。
街をでてから3時間くらいだろうか。
鶏の声や人の気配が 感じられる 村が近い。
道路脇に珈琲農場が広がり 背中に籠を背負った女性が 収穫作業をしている。
のどかでとても気持ちのいい場所だ。
しばらく行くと 村が見えてきた。
鶏と犬がうろうろしている。
まずは 村の入り口にある 眺めのいいカフェで 腹ごしらえ。
わたしはガパオライス。 カオはオムレツライス。
小さな犬が無防備に足元にきて ねころがる。 鶏がコケコッコーとなく。 意味がわからない。
風がきもちよく 緑がうつくしく のどかで たべものがおいしい。
しあわせだ。 大好きな村だ。
村の中を散策し 珈琲を飲んだり 子どもに脇カスタをプレゼントしたり 休日の学校を散策したり。
都会のタイ人カップルに3組出会う。 ここはデートスポットなのか?
モン族の人たちは 女性は皆 モンの民族衣装のような カーディガン的なものを 上に羽織っている。
その恰好で 木の下で おばちゃんやおばあちゃんが 集って大きな声で 雑談している。
やたら痰を カーペーと吐く。
子どもたちが 目をきらきらさせて かくれんぼをしている。
長いすりこぎ棒と すりばちのようなもので 珈琲の皮をむいている 子どももいる。
犬が多い。
カオは村をあるきまわって 絵をかきたいのだが、 犬がうろうろしているので なかなか落ち着いて かけないらしい。
広場の木の下で 犬にびくびくしながら 絵をかいていた。
わたしは 珈琲をのみつつ 思いつき言葉を ノートに書きなぐる。
気が付けば16時。
そろそろ帰らねばならぬ時間。
カオのバイクにまたがり またくねくねでこぼこ道を はしる。
村にはホームステイがあるらしい。
今度は準備をして ステイするぞ トレッキングもいいかもしれない と心に決める。
山をおりると 途端に空気がぬるくなる。
排気ガスと町のコンクリートか?
シャワーをあびて 一息ついて
今夜も石川さんと そのお友だちのKさんと合流。
4人でシャン料理へ。 シャン地方とはミャンマーの影響を 大きくうけている地方だそう。
やさしい味のごはん。 お茶の葉の漬物サラダが やたらとおいしい。
チャンビールをのみつつ 色々話す。
一軒目が閉店になったので 石川さんの借りているマンスリーマンションと Kさんの借りているちょっといいホテルと それぞれの部屋見学を経て わが宿の近くのバーへ。
バーというか 屋根の大きい東屋の中に カウンターがあるような。
道路にせりだしている テーブルに腰かけると
露出度の多い服をきた 女の子がウイスキーを だしてくれる。
古仁屋のスナックのような 感じではないかしら。
カオの絵を 建設中のマンションに売り込んで 10年間毎年一か月くらい ただでとまらせてもらうよう 交渉してみたら、、、など おもしろいアイディアをもらう。
チェンマイ七日目。
きょうがまるいちにちゆっくりできる 最後の日だ。
パッタイ屋と カオソーイ屋をはしごして そのまま 老舗百貨店のようなカートスワンゲオにいって お土産をかって タイマッサージでもうけて ゆっくりしようかという話になる。
カートスワンゲオに 向かう途中の建設中高級マンションに さしかかったとき
昨夜いただいた売り込みアイディアを おもいだし ちょっとダメもとで売り込んでみようかという 話になる。
中に入ると 事務所のようなところに いい服をきた ハイソ感あふれる中華系ご夫婦が。 オーナー夫妻のようだ。
カオが 「わたしは画家です。絵はいりませんか?」
というと 奥さんが 「みせて」という。
カオが旅の間にかいていた はがきの水彩スケッチをだすと すごく気に入った様子。
チェンマイの絵がいいの こういう絵がいいの。
これ、 いくらで売ってる?
もう少し大きい絵はないの?
など具体的な話に。
しかしわたしたちは英語力がないので なかなかスムーズに話が進まない。
彼女は メールアドレスをわたしに渡し、 ここに絵をおくってくれたら そこから選ぶから、 という。
そのうち 旦那さんの方が エントランスの天井に壁画をかいてくれ といいだす。
カオは 描けるけれども 明日日本にかえらなくちゃ。
すると旦那は いつ戻ってくる?
まだ予定はノープラン。 お金が必要だから。
飛行機代はいくらかかる? メールにスケッチを おくってくれて それがよかったら 飛行機代はだすよ。
という。 すごいではないか。
チェンマイの風景がいいんだ。 ビルではなくて 昔のチェンマイのような。
遠い目で旦那さんがいう。
ひとまず メールでやりとりをすることにし 握手をして
カートスワンゲオへ向かう。
しかし 状況は朝とかわった。
カオは 絵の題材を すこしでもあつめておきたいということで
急きょ バイクをかりて お寺と博物館にいくことにする。
旧市街はやたら 車や人が多いので 少し郊外のお寺と その隣の博物館へ。
博物館は 今日明日休館日だった。
お寺は 静かで 地元の人たちが 本当にお参りにきていて とてもよかった。
大きな木があって すごくやさしかった。
ゆっくりお寺の境内を散策すると もう日が暮れる。
宿に戻って一息ついて。
今夜もまた 石川さんとKさんとごはん。 チェンマイラストナイトだ。
一軒目は タイ語しか通じない 串焼き屋。
2軒目は、 少し高級なレストランでカクテルを。
物乞いのおばちゃんがきたので 脇カスタをプレゼントして 鳴らし方をおしえてあげた。
たのしく あたたかな 晩餐会。
また この町で いつものように 会えるような気がしながら
またね と手をふった。
もしかしたら チェンマイ暮らしを することになるかもしれない、、、
自由な夢が ふくらんだ。
そう 想いは自由なのだ。
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