へそおもい

2017年01月19日(木) やさしい小人の仕業

帰りの船の中でも
いろいろ考える。

入港が朝の5時前なものだから
眠りがおかしくなり
夢とうつつの狭間で
いろいろ考える。

わたしは
仕事で
人の話を聴いているが

プライベートとなると
とんと話を聴かなくなるなあと
反省し

まずは
一番身近な
相方の話を
聴いてみようと
思いたつ。

喧嘩なんかすると
相方のことを
冷たく感じたり
分析されて
上から馬鹿にされていると
思えたり
そんな風に感じるのは

わたしが
相手のことをわかっていないからだと
思った。

彼は彼なりに
事情があるはずだ。

そんなことを思い立って
港に着いたら
日の出を待って

電話をかけて
あなたのことを知りたい

伝える。

誤解しているかもしれないから
もっとしりたいから教えて欲しい

伝える。

そうしたら
彼は
知りたいと言われて
うれしい

丁寧な深い声で
言った。

それをきいたら
なんだか
うれしくなって
胸にぐっときた。

なにか
まだ目に見えなかった
うっすらと
すれ違っていたものが
ほぐれてゆくような。

やさしい小人が
通り過ぎて
最後に残っていた
氷が
溶けてゆくような。

いま
仕事を終えて
3日ぶりの帰宅。

晩ご飯は
鍋を作ってくれているらしい。

ものごとも
わたしも
みんな
変化し続ける。

おもしろいな。




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はたさとみ [MAIL]

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