へそおもい

2016年07月19日(火) 道具の力を最大限に生かす

朝7時から
オトコビトとふたり
はりきって庭の草取りをして
あちいあちいと
汗をかいたので
海に入ることにした。

海の方を見ると
今日は大潮で
潮がひいている。

集落のはなれ山まで
渡れる道ができている。

久しぶりにはなれ山まで
お散歩にゆくことにした。

はなれ山とこちらの陸との間には
なにか独特の磁場がある。

あちらは太平洋の水平線と荒い岩場
人間が立ち入ってはいけない
みえないものの世界

こちらは穏やかな伊須湾
山々に守られた
人間の住む世界。

そこのあいだにたっていたら
とても複雑な泣きたい気持ちになってきた。
大好きだった亡くなったおばあちゃんが
心配そうにそんなわたしを見守っているような。

浜に戻って
海につかって
お家に帰って
気絶して
うとうとした意識の中で
さっきはなれ山で感じた複雑な気持ちが
言葉になってやってきた。



自分の身体を自分だと思ってはいけない。
取りちがえてはいけない。
身体は道具にすぎない。
この世界を感じるための感覚器官であり
この世界でやると決めたことをやるために
準備された道具にすぎない。
だから
もう
自分に文句つけたり
無理をかけたりしている暇はない。
無理かけるようなことは
やる必要はない。
もてるこの道具の力を
最大限に発揮して
自分のやりたいときめたことを
ただやることだ。
もう時間がない。


目が覚めたら
身体が軽くなっていた。



お隣の集落の友だちが
すてきな人たちを連れて
我が家に遊びにやってきた。

久しぶりに
安心して
自分のまんまで
のびのびいられる心地がした。

うたをうたったり踊ったり
ホーミーの練習をしたりした。

満月の映る海に飛び込んだ。

そう
身体は道具にすぎないのだから
それを
自分だと思ってはいけないのだ。

バリの友Wayanが
自分が魂だということを忘れない
と言っていたのを
思い出した。

とにかく
ものは大切に
大切に
使わなくては。


 < pre  index  next >


はたさとみ [MAIL]

My追加