はじめて梅の季節に わざわざ梅をみにいった。
前の日に たまたま 2年ぶりくらいに メールをくれた友だちを
突発的に さそってみたら
たまたま あいていたので
一緒にいった。
うめの木の下にいくと ふたりで黙って うめの木とか 空とか枝とか ながめて ぽっかりした。
帰りに ともだちは
「ああ、目がよろこんだ!」
とうれしそうだったので わたしもうれしくなった。
それから 彼女が7年くらいいってないけど 大好きだったという喫茶店に つれていってもらって
脳みそが言葉で あふれるくらい 話をした。
あふれた言葉が コーヒーカップに ぽとぽと 落ちた。
それを ながめながら
必要なときに 必要なタイミングで 人はあうものなのかと ふしぎに おもった。
*
わたし 木がすきだ。
たくさんの木たちと もっともっと 会いたいと おもった。
 うめうめうめ
 うめとおおきな木
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