ビールを飲んで 帰り道
芍薬の花束を買った。
ピンクのわさわさの花びらと ぷっくりまるまったつぼみ。
気がついたら メールが たくさんきていた。
恋に悩んでいたり 月や星に思いをはせていたり 大切なものをなくして悲しんでいたり 自分の時間を楽しんでいたり 一日を終えて疲れていたり
みんなの 生活の風景がみえる。
ぽそぽそと あめがふっていて
わたしは 傘がないので 小ばしりで おうちにむかう。
自分のカラダをつかって やらなくちゃいけないことが たくさんある。
考えるとあせるけど ひとつひとつ 目の前のことを かたづけていこう。
かえったら むかし おばあちゃんから もらった 透明な花瓶に
芍薬の花をさした。
小さくなって 芍薬の中に まみれてしまいたい。
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