母親と電話。
有名なパティシエの モンブランをたべたけど 上品すぎて 期待外れだったそうだ。
「“ふん”って 栗の香りがする 秋のモンブランが たべたかったのよ」
という。
その「ふん」の部分が とてもよくて わたしも 「ふん」と栗の香りがする モンブランがたべたくなった。
「ふん」「ふん」と 「ふん」をおもいうかべながら 一日中 モンブランをさがしたが 「ふん」と香りそうなのが なかったので
しかたがなく スケッチブックをかうことにした。
スケッチブックには 「ふん」への 狂おしい思いを 絵にかいた。
父と母は 結婚36年目だそうだ。
おめでとう。
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