旅のごほうびを 味わっている。
いただいた きんかんを焼酎づけにしたり むかごをバターでいためたり。
たわわになっていた柿は 干し柿にするのと 渋をぬくのと両方に挑戦した。
焼酎につけて 渋をぬいた柿のことを 島根のともだちは“あおし柿”といい 金沢の母は“さわし柿”という。
20個は 焼酎にひとつひとつつけて ビニール袋に密封し あおし柿ことさわし柿をつくる。
あとの15個は 皮をむいて 夜中にせっせと ベランダにぶらぶらぶらさげた。
くだものをなでたりさわったり 洗ったり切ったりしていると なんだか ここにこうして居るのが 自分なのか果物なのか わからなくなってくる。
わたしの一部は ベランダにぶらさがり 一部はナイロン袋に密封され 一部はゴミ箱にいれられた。
くだものの一部は パソコンに向かい 明日仕事にいくだろう。
こうして わたしのきれはしが たくさんになって 柿のきれはしが たくさんになって いろんな人や動物や 植物やもののきれはしが 地球のなかで ぐるぐる循環しているのかも しれないな。
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