へそおもい

2004年10月28日(木) 尊敬する人

石川浩司さんの
「たまという船にのっていた」を読む。

数年前、
たまさんの前座をする機会があって、
その時、
史上最悪の酔い方をしてしまい、
それがトラウマで
大好きだったたまの音楽を
きけなくなっていたのだった。

ちょっとやそっとの
ゲロゲロの悪酔いくらいなら、
忘れたくなくても忘れてしまうのだけれど。
あの時は、
そりゃもうわけのわからない
ひどい酔い方だったのだ。

まあまあ、
わたしがそんな風になっている間に、
たまは解散してしまっていたのだ。
昨年のことである。

ずっとずっと気になっていたのに
トラウマがずきずきうずいて
近寄れず。

最近になって突然
トラウマをのりこえたのか?
スイッチがはいったように、
たま関係のものを漁りはじめたのだ。

やはり、
とてもよい本だった。

じーんとして
ところどころを
何回も読みかえした。

わたしは、
尊敬する人は?
ときかれたら
“石川浩司さん!”と答えることでしょう。

帰り道はすごい満月。
空に穴があいているのかとおもった。

そらをぴらぴらめくった
向こうの世界は
まぶしく
輝いているのだ。


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はたさとみ [MAIL]

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