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■ バレエ
3時に届いた花束を持って いつもと違った雰囲気の服を着て車に乗り込んだ。 まだ日射しが眩しい時間帯。 サングラスが活躍する。
「準備できたぁ?」
と、ことみちゃん(仮名)を迎えに行く。 彼女も可愛いワンピースで登場した。 予定より1時間早い出発! が!! 高速道路は、一般道よりのろのろだった。 気ばかりが焦る。 カーナビは開場時刻を指している。
「この調子だと間に合わないかも」 「・・・」
彼女は私以上にイライラしていたに違いない。 到着予想時刻はじゃんじゃん遅れ、とうとう開演時刻になった。 流石カーナビ!とここで誉めたくはなかったが 開演ギリギリの到着となってしまった。
「なんとか間に合ったね」
と安心したのも束の間、、、駐車できない!! ぐるぐるぐるぐる。 ようやく席に着いた時、同時にブザーがなった。 会場が暗くなり、幕があがった。
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今宵はバレエを見に行ったのだが、 以前ロシアで見たものとは全く違う空気が漂っていた。 私はよく知らないのだがこれを創作バレエと呼ぶのだろうか? 時々理解できない踊りがあった。
「芸術だーーーー」と言われれば 「は〜そうですか」と言った具合である。
遅い到着だったので、席は首が痛くなるような前、もしくは 双眼鏡が必要な程遠い席のみ空いていた。 我らは前席を選んだ。 全体的な流れと言うか形が見えないのが欠点だが 踊る人の息遣いまで聞こえてくるところは迫力あって良かった。
「あの悲し気な視線はどこを見据えているのであろう?」 そんなことを考えていた。
身体であんなにも自分を表現できる舞台上の人たちが とてもうらやましくてたまらなかった。 それはロシアで初めてバレエを見た時にも感じたことだった。 言葉がないのに(あったとしてもロシア語では理解不能だったが) ここまで感動させるだなんてぇと思ったのである。 予期せぬ温かいものが頬を伝わった時に自分で自分に驚いていた。
2001年08月05日(日)
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