晴れたり 曇ったり
めぐみ



 社長気分

昨夜突然頼まれ車で上京するはめになった。
が仕事は休めない。職場に乗り入れることにした。
初めてゆく道はカーナビ任せ。カーナビさまさまである。
目的地をセットすると到着予定時刻が仕事開始時間と言っている。まずいじゃん!
高速道路での活躍のおかげで30分削れた。
(それはどういうことかは聞かないでね)

駐車場は「一般の方は入れません」となっている。
恐そうな警備員もしっかり立っていた。
おそるおそるここに用事はあるものの客ではないむねを伝え

「どこかに置ける所ないですか?」と聞いてみた。

「初めて?」

「はい」

「じゃ〜地下2階に停めて!」とゲートを開けてくれた。

たたであった。おじさん、さんきゅ〜♪
地下にもぐるとそこはがら〜んとしていた。もったいない空間。

「なんだこんなに空いているなら困った顔せず提供してくれたらいいのに」と思った。
もし「だめ」と言われていたら
1時間300円かかり安い時給の私は一体何しに働きに来たのか?状態になるところであった。
普段乗らないエレベーターで上へ・・・
自分で運転してきたもののなんだか社長にでもなった気分であった。どこかにやけているのである。

仕事はいつもと変わらず終わり、車へ戻る。
出口にも警備員はいた。

「ごくろう!」と言いたいところだが口は

「お疲れ様です」と動いていた。

めぐはおどおどしていたに違いない。
何も悪いことしてないがただなのが気がひけたのだ。

東京へ向かう。一般道優先で進む。くねくねくねくね。
もうどうやってたどり着いたかは不明。
マンションには駐車場はない。道にとめる。
今日はものすごく汚れているので

「こんなにきたねぇ車誰も盗みはしないだろう」

とどこから生まれたか知らないがめぐは安心して放置した。
いつもうるさく言う母も心配していないようだった。
物騒だ物騒だ!と申すが本当に車泥棒なるものが存在するのか?都会には。
翌日弟が乗って帰る予定であったが、
腰痛持ちのくせに今日車を置きにゆき電車でトンボかえりするというではないか!
健康体でもかなりつらい。私も健康体とは言えないがまだまし。
翌朝、実家からまた出勤することにして私が帰ることにした。
そんな無理をして大丈夫なのか?と
心配した祖母は電話の向こうで

「困った困った」を繰り返していた。

「大丈夫だよ」

「寝ないように歌を歌ってきなさい」

「うん」

車は闇の中を走り出す。
即、同伴者が乗り込んできた。睡魔くんである。
まぶたは仲良しこよしになりたがっている。

「だめだめ」顔をパシパシたたく!

「うおぉぉぉ♪♪♪」
歌にならない歌を歌っていた。
咽カラカラである。

線がゆらゆらしてきた。こんなに眠いのは初めてだった。
事故があるのも納得できた。
でもめぐは、ハイ!この通り生きています。御安心を!
長い一日だったなぁ。。。




2001年05月14日(月)
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