南仏には「鷲の巣村」と呼ばれる、城塞都市のような旧時代の面影を残しまくった集落が点在しております。この日はその中でも結構有名らしいサン・ポール(洗剤の類ではない)という所に行って来ました。 そこに向かう為のバスに乗ったら乗り過ごしてしまった上に友人が上着を忘れ、対策を練るために入ったカフェでは私ともう1人がトイレに行った時、十数年前に日本からフランスに来たと言う料理人のおじさんに武勇伝(?)を聞かされてしまいました。その間上着を忘れてただでさえ凹んでいる友人は1人地元民の視線にさらされて行き場のない思いを抱えていたようです。ごめんなさい。 さてさて、バスの時間になったので乗ろうとした所、運転席の脇に見覚えのある色。・・・案の定、彼女の上着でして。周回バスだったんですな・・・。
そうこうしてようやく辿り着いた目的地。降りてすぐ「マーグ財団美術館ってどこか分かります?」という日本人女性に声をかけられ、私らも行こうかと思っていたので一緒にお店で道を聞き、「10km先だよ」と英語でジョークをかまされつつ、語学留学をしに来ていると言う彼女と、計4人で坂道を延々登っていきました。美術館についてから別れたはずなのに次に行った所とか帰りのバスとか至る所で再会してしまいました。うーん、旅は道連れ世は情け(なんか違いませんか)。
いきなり外国語で話し掛けられると、落ち着いてればある程度は分かりそうな話でもさっぱり分からなくなるもんですな。というか慌てすぎると言われているのがフランス語なのか英語なのかさえ分からなくなるってのは大いに問題があるような。
本日のワンツー?ポイント仏会話:「ケスクセ?」 これは何? 「セ コンビヤン?」 いくらですか?
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