空色の明日
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2019年06月30日(日) 梅雨

トランプも去り静かになった大阪です。

G20の夕食会で大阪の里山をテーマにした料理が
振る舞われたそうですがその里山近くに住んでる私です。

乾杯に使われた秋鹿酒造はほぼ家族経営みたいな
小さな小さな酒蔵で酒米作りから自分で行っているので
製造量も少なく近隣のごく少ないお店でしか
店頭販売されていないのですが
まぁ最近あまりお酒を飲まない私ですが
美味しいなぁと思っているのでお正月とか特別な時に飲んで
あとは冬の酒粕を楽しみにしているのですが
こうなるとおそらくなかなか手に入らなくなるでしょうね。

とはいえ、近所なんで酒蔵に直接買いに行けるんですけど。
ま、もうほとんど飲みませんけど。


梅雨入りとともになぜか今頃夏風邪をひいてしまいました。
喉がずっと痛いです。
なので今週はおとなしく家にいます。
家でどんどん溜まっている録画を見ています。

先週から始まった「聖☆おにいさん」のドラマ。
面白過ぎるわー。
二人とも大好きだし二人ともピッタリだわ。
っで、見ていて「あれ?そろそろCMのはずなのにないなぁ」
とついテレ東(こっちではテレビ大阪ですが)の気持ちで
見てしまうのは福田雄一監督だからでしょうな。
NHKがこれするってすごいよね。
先週なんか商品名普通に言ってましたからね。

え?今クレジット見て気付いたけど
制作統括 山田孝之って。
もー、ほんと最近NHKがテレ東化してるよね。


「きのう何食べた?」最終回。
っていうか、テレビ大阪では明日の晩なんですけど
もう我慢できなくてTVerで見ちゃいましたよ。
テレ東系のこういうゆったりしたドラマ好きなんだよなぁ。
週末って感じがする。
(って史郎さん風に言ってみる)
何度も言うがテレビ大阪は月曜から火曜にかけての深夜放送。
録画しといて週末に観るのが楽しみ。
西島さん、エプロン姿の某電機メーカーのCMやってなかったら
たぶんなかっただろうな。
二人ともすごくよかった。ずっと見ていたかった。

私が同性を愛する気持ちがわからないように
彼らは異性を愛をする気持ちがわからないだけなんだ。
それだけのことだ。
違う価値観を共有しようとするのはたぶん不可能だけど
認め合うべきだし、否定するのは絶対間違ってる。
マイノリティだけが苦しむのはおかしいなぁと
素直に理解できるいいドラマだった。
どちらも人を愛する優しい気持ちを持ってることは同じだから。
人を愛せる幸せな気持ちをもった人だから。

動物としての種を維持しようとする原理が
そこはタブーとさせるのだと思うけれど
せめて苦しみは「種を残せない」ということだけに
とどめられる世の中になったらいいな。
異性を愛したって種を残せない苦しみはあるから
劣等感だけは仕方ないけど偏見はなくていいと思う。


ところで「いだてん」第1部が終了しました。
最後2話くらいもう神回だった。
関東大震災をあんなにリアルに表現したのは
やっぱりクドカンの体験だろうなぁ。
関東大震災で余震のこととか取り上げたドラマ、今までないもの。
現場の気持ちとかリアルだった。

阪神淡路大震災のあと災害のドラマを見て
どれも「そうじゃないねんけどなぁ」というものが
多かったけれど、東日本大震災の後から
そこがものすごくしっくりくるものが多くなった。
百聞は一見に如かず。
作り手が体験しただけでこんなに変わるものだな。

チンドン屋さんに浜田真理子さんが紛れていた。
あのシーンも現役ミュージシャンがやってるから良かったと思う。
災害の後、ミュージシャンの人たちは
「音楽なんて腹の足しにならない」と思う人も多いけど
笑い忘れた人たちが口角を上げるきっかけをくれるのは
やっぱり音楽だったり笑いだったり娯楽なんだと思う。

その「きっかけ」が災害後は自分でなかなか作れない。
笑おうとしても笑えない。
むしろふいに笑わせられる、泣かされることで
心の窓がパーッと開いて切り替えられるものだと思う。

人々の間を縫うように楽団が笑顔を生みながら抜けていく様子は
滞った心の密室の窓を開けて一筋の風が抜けるような
そんな景色に見える印象的なシーンでした。
そこには普段音楽で人の心を動かしてきた人が
実際に演じてそれに反応する人が映っていることが
とても重要だったと思います。


さぁ、第二部に阿部サダヲくんの活躍が楽しみです。
小泉さんはまだまだ出てきてくれるのでしょうか。
地方の我々にとってはああやって時々見せてくれる姿が
とてもとても救いです。
舞台で来てくれても本当にチケットが取れないし。
また時々テレビも出ていただきたいです。

あぁ、雨が強くなってきた。


安藤みかげ