空色の明日
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2019年01月27日(日) BRIDGE

新年からこっち仕事も忙しい上に
シャンシャン求めて弾丸東京日帰り旅したり
毎日やり残したことがいっぱい貯まってきて
ようやく久しぶりに家にいる休日です。

まずは録画してずっと見れなかった
ドラマ「BRIDGE」を観ました。
舞台はJR六甲道駅。
阪神淡路大震災で線路の高架が陥落したところを
ジャッキアップし驚異の2ヶ月半で復旧した
建設会社の物語です。

私は六甲で生まれたので六甲道の駅は
小学生の頃までよく利用していました。
その後、市内で引っ越したので今の駅はよく知りません。
ドラマではCGで震災前の駅の様子を再現していたので
一番馴染みのある駅の姿でした。

脚本は一色伸幸さん。
ご自身は阪神淡路大震災と直接関係はなかったでしょうが
とてもリアルに被災者の声を再現されていたと感じました。
少し離れただけの大阪とのギャップや
水道が出た時の感動した思いや
神戸以外の人との温度差への失望感など。

兵庫県や大阪出身の役者さんが多かったのも
とてもリアルに感じられました。

私も当時鉄道会社に勤めていたので
ますます他人事ではない気持ちでドラマを観ました。
周りの人たちも同じような日々を過ごしていました。

水道・ガス・電気そして交通は第四のライフラインです。
これに携わるすべての人たちが昼夜を問わず
1日も早い復旧のために働き続けました。

それから24年。
もう四半世紀近く経つのです。
その後もあちこちで災害は起こり続けました。
けれど1つ1つ学びながら被害を少しでも小さくするために
人々は努力してきました。
人は学び、改善し、それを記録し伝える手段を持っています。

そうして築き上げた技術が明日を創ります。
そろそろあの頃その礎を作った人たちを称えてもいい頃じゃないか。
そう思っていた時だったのでこのドラマには
とても共感できました。
被災者たちも年月とともに変化します。
年齢も重ねます。
いろんな経験も重ねます。
あの日から変わらない気持ちと変わった気持ちの両方が
納得できたよいドラマでした。


安藤みかげ