空色の明日
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2019年01月20日(日) 東京土産

昨日から引き続き、弾丸上野物語。

上野動物園の開園10分前に到着しました。
開園前から大勢の人が並んでいますが
5分ほどでチケットを購入しすぐにパンダ列へ。
40分待ちとのことでした。

私の後ろにはすでに一番初めに入園して
パンダを見終えて2周目に並んだと思われる
常連さんらしき大きなカメラを持った方が。

来るときに一つ気になっていたのは
観覧に並ぶ行列は4時に締め切りになることが
決まっているのですが混雑具合によって
早まることがあるとのこと。
その具合がどんなかがわからなくて
常連さんならきっとよくわかっているだろうと
思い切って声をかけて聞いてみました。
するととても親切にいろいろ教えてくださって
並びながらも「そろそろ見える位置に来たので
カメラなどは準備したほうがいいですよ」と
教えてくださいました。

その方は前後に並ぶ子供さんが
待ち時間の途中で退屈し始めた頃にご自身が撮影した
シャンシャンの写真をミニアルバムにしたものを
見せてあげて「どれが好き」と聞いて
これ!といった写真をプレゼントしていらっしゃいました。

あぁ、こういうことって関西ではあまり見ないなぁ。
楽しさを広めようという気持ちというか
周りへの配慮というか
そういう意識の高さと質は関西よりずっとスマートだな。
こういうのって素敵だなぁと思いながら見ていました。

シャンシャンは寝ていることも多いのですが
この時はとても前のほうに座って笹を食べていて
撮影もしやすいとてもラッキーな時でした。
「こんなことめったにないですよ」とその方が言っていました。

最後に「遠くからわざわざいらしたからどうぞ」と
私にもシャンシャンの写真をくださいました。
本に出ていそうなくらいとても素敵な写真でした。
その方はもう帰られるようでお礼を言って別れました。

旅先でこういう親切に出会うと
もうその旅や行った場所全部が素敵なことになって
いい旅だったなぁと思えるものでした。

知らない土地で営利目的でもなんでもないのに
こういう爽やかな優しさ。
本当のおもてなしの心ってやつだなぁと
とてもいいことを教わりました。
私も関西に住んでいろんな旅行者とすれ違いますが
こんなふうに気持ちのいいおもてなしの気持ちをもって
接したいなと思いました。
それが今回の一番の東京土産です。

あ、もちろんシャンシャンは合計6周もできるくらい
比較的空いていて大満足でした。
冬で寒いのを覚悟していましたがポカポカ陽気でした。
新幹線に乗ってまで行っただけの価値がある
内容濃い1日を閉園の音楽が鳴るまで満喫しました。
もちろん帰りもYahoo乗換案内のおかげで
スムーズに東京駅に着き新幹線もすぐに乗れました。

来月は自分の誕生日。
お祝い代わりに自分へのご褒美旅になりました。


安藤みかげ