空色の明日
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以前から気になっていた会社の近くの居酒屋。 名前は「手裏剣」。
店の前の求人の張り紙は「くの一募集」だし 忍者のデザインがされてるし。
そんな手裏剣のお隣に倉庫だか車庫だか そんなスペースにベニヤ板でふたをしてあって 私は何かお店の跡をふさいでるのかなと 思ってみていたのですが ある日、前を通るをそのベニヤ板に隙間が。 その隙間に手裏剣から出てきた男性が するりと入っていった。
そのベニヤ板は、目隠しに閉じられていた わけではなく、なんと! 板の真ん中を軸にしてくるりと回転扉になってたのです。 そうです、忍者がくるりと姿を消すあれです。 そんな扉のつけ方って結構面倒だと思うのですが やっぱりそれはご主人のこだわりだったのでしょうか。
でもそこに入っていった人は 決してくるりと消えるように入っていったのではなく あきらかに倉庫に何かを取りに入ったように 扉の隙間から入ってごそごそしていました。
安藤みかげ
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