空色の明日
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水のボトルとカップヌードルと単一乾電池が 売り場から消えた以外は、何の変化も あまり感じない関西です。
埼玉から出張でこちらに来た人が 停電や地震の揺れについてどんなに話しても 大阪の社員には今一つピンとこないという 空気感のズレに少しジレンマを感じたような雰囲気で 帰っていきました。
心の中で「わかるよ、そのズレ。」と そっとつぶやいていました。
体験しないと絶対わからないのよ。 そして似たような体験をしても同じじゃないのよ。
神戸で体験した人も東北の人と同じではないし 同じ災害でも受けた被害によって違うし 体験した事柄によっても違うし なくしたものによっても違う。
体験によってうけた悲しみや苦しみって 共有はできないと思う。 人それぞれってこういうことなんだなと その「ズレ」を感じた時に初めて思った。
だけど悲しみや苦しみを共有できないかわりに 寄り添うこと、聞いてあげることはできるんだな。
そしてそういう思いをした人は きっとそれまでより少し聞き上手になってると思うのです。
安藤みかげ
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