空色の明日
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2010年09月01日(水) 手紙

西宮阪急の文具売り場が魅力的。
便箋などの紙物が大人セレクトで
和風のものも洋風のものも
みんな上品で、でもかわいらしくて
おもわず誰かにお手紙を書きたくなる
そんな商品が揃っています。
あれこれと見比べていると
1時間ぐらいあっという間に過ぎてしまう。

実は最近、時々手紙を書いています。

父が亡くなって、母1人では
祖母を病院に連れて行ったり
ちょっとどこかに連れ出してあげたり
そんなふうに面倒を見続けることが難しくなり
母の兄弟で何度も話し合いをして
祖母にしばらく家の近くの施設で
暮らしてもらうことにしたのです。

新しくてとても綺麗な施設ですが
やっぱり慣れるまで寂しいようで
だからといって私もそうそう行ってあげられず
実家にいるときは電話ができたのですが
90歳になって携帯電話もなかなか
覚えることが難しいので
何かいい方法はないかと考えて
「手紙」という懐かしい伝達手段を思い出しました。

記憶が持続しない彼女には
何度も読み返せる手紙がとてもよかったらしく
何度も何度も繰り返し読んでいるとのこと。

メールが主流になって、プライベートで
手紙を書く機会なんて本当になくなっていたので
なんだかとても新鮮です。
書き損じしないように丁寧に言葉を選びながら
書く緊張感も楽しい。
そして祖母を少しでも楽しませようと
便箋やハガキを選ぶのも、また楽しみのひとつ。

宛名を書いて、切手を貼って
気持ちが届きますようにと思いをこめて
ポストに投函する。

なんだかメールの送信ボタンを押すのが
ちょっと味気なく感じるほど
こんな風に手間をかける手紙って
素敵なものだなとあらためて思うのです。


安藤みかげ