空色の明日
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レジを打っていて、見るからに今から宴会かなんかをするらしい カゴ3つくらいに飲み物だのおにぎりだのお菓子だのお寿司だの 山盛りにして持って来るお客さんに 「お箸はいくつ入れときましょうか?」 と尋ねると時々返ってくる困った回答。
「テキトーに入れといて。」
この場合、言った本人のテキトーは「まぁ、テキトーに」というような 曖昧な、そこそこな、というような意味あいなんでしょうが、 このテキトーという言葉は漢字に書くとわかるように「適当」つまり 適するに当たるというかなり微妙でありながら、いろんな状況を 想定し、その状況に一番合った答えを必要とするとても難解な状態を言うのです。
つまり、今ここに買い物に来ているのは3人だけど、このお酒の量からしたら きっと今から行く場所にはそれ以上の人数がこの食料を待っていて、 ここにはお寿司は4パックしかないけどきっとこれを何人かで シェアして食べるとすれば4膳のお箸では足りないわけで・・・。
もしこれが仮にプッチンプリン5個だとしたらスプーンの数は5個でも きっと文句は言われないのであろうが、3人で4つの寿司の場合は かなりいろんな状況が想定されます。
そんなお客さんのバックに控えるあらゆる状況を知りもしないで 「適当」という言葉を使われても困ってしまいます。 いつもそれでノドもとまで「あんたの家族構成も知らないのにテキトーって どういうことよ!」って出かかるのを飲みこみます。
テキトーって言葉の使い方には気をつけましょう。
安藤みかげ
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