空色の明日
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2002年01月23日(水) その時一番大事なこと

お昼をまわってちょっと仕事が一段落した時、携帯電話にメールが入りました。

タイトルは「It's snowing!」。
窓の外を見ると雪がちらちら。

大阪はこの頃、本当に雪が降らない。
この雪もこの冬では初めての雪。

メールの中身は
「こんなことで喜ぶのは子供だから?でもなんか嬉しい」
っていうような内容だった。

送り主は30代の男の子(30代だろうがなんだろうが友達は男の子と呼ぶ)。

雪や虹を「わーい!」って見れる人って素敵だと思う。
(寒い地方に住んでたら雪はめずらしくないだろうから別にいいかもしれないけど)
自然現象なんてものは、願っても見れるもんじゃない。
そういう瞬間に、他のものを放ったらかしにして、しばし手を止めて
見ることを尊重する気持ちが大事だと思う。
その時にしか遭遇できない物を尊重する余裕。

たぶん別にそのメールはタイトルだけでいいと本人は思っていただろう。
それだけで通じるだろうからそんなメールを私に送ってきたはず。
そんなメールを貰うということを、私がすごく喜ぶ人だとわかってるから
たぶん送ってきたんだろう。
そして、万が一、私が変化してしまってこのメールが理解できなくなってたら
困るので本文をおまけにつけたんだろうと・・・。

おかげさまで、今でも私はこのメールで「なんかいいなぁ」って
ほっこりした気持ちになれちゃう、今でも。

そんなメールを送ってくれる粋な友達がいる事。
そんなメールを送ってもらえる人である事。

まだまだ捨てたもんじゃないなと思う。


安藤みかげ