空色の明日
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2002年01月08日(火) 心の傷

最近坂本龍一氏ヘコんでいるらしい。
しかも相当に・・・。

昨日の朝日新聞にもインタビューが載ってたし年末にTVでも言ってたけど
NY在住の彼は、去年のテロのあの日の光景に予想以上の
打撃を受けたのだそうです。
あまりに綺麗な青空の日だったので、青空を見る度に
あの光景が蘇ってきてダメになってしまうくらい。
しばらく音楽もできないくらい。

でもそれはどんなに人に話しても、体験した本人しか
そのショックはわからないとも。

先日母と「ああ、やっと彼も私たちの気持ちがわかったね」と話した。

もうじきです。1月17日。
私も半年近く今の坂本氏と全く同じ状態でした。
バンドが一番ノッてきていた時でした。
毎日家にいる間はずっと音楽を聴いてたくらいの音楽バカでした。
あの日以来、詞がピタッと書けなくなりました。
音楽を一切聴かなくなりました。
それは、でもどんなに他の人に話しても絶対に本当には理解できないと
イヤになるくらいわかりました。
だから今はあえてそのことを話してわかってもらおうとは思いません。
むしろ「わかるものじゃないから、わかってくれようとしなくていいよ。」
と言ってあげたいくらいです。

坂本氏は言います。
「音楽が世界を救えると言う自信がなくなった」と。
私もそれで音楽が聴けなくなりました。
音楽を聴くという行為は余裕がなければできない。
音楽というものは「なくてはならないもの」ではないのだから。
あんなに聴いていた私でさえそうなのだから、
あの坂本龍一氏でさえそうなのだから。

だから今は思うのです。
今は音楽を聴ける自分であることが幸せだと。
それが幸せのバロメーターだと。

坂本龍一氏のこれからの活動に注目してしまう安藤です。


安藤みかげ