空色の明日
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2001年04月25日(水) 方向音痴

私は、自分が絶対に方向音痴じゃない自信があった。
一度行ったところには必ず1人で行けるし、どこか初めての所に行っても
自力で元の場所まで帰れる犬みたいなヤツだったからだ。

でも大阪に来てからこの自信がガックリなくなった。
私が方向音痴じゃなかったのではなく、それまで住んでいた神戸が
わかりやすすぎただけだったのだ。

神戸は海と山がとても近くその隙間に東西に街が広がっている。
南は海、北は山。
空き缶でも転がせば転がった方が南なわけ。
道路も電車も主要なものは全部東西に走っている。
私鉄の山陽電鉄なんかは扉の横の非常用の手動でドアがあけられる
ボックスのところに「海側」「山側」と書いてある。
つまり電車は東西にしか走らないので南側に面したドアは、永遠に
「海側」で北側は「山側」なわけだ。

神戸市民は地図を書く時も方角のマークなんか書かない。
「こっちが海でしょ」「こっちが山でしょ」で南と北は確定。

そんなあまりにも単純な街で生まれ育っては道に迷う方が難しい。
それが大阪はどこまでも街。
おまけに大阪湾に面しているこの街は街自体が南西から北東に
主要道路が走っている。
つまり地図に書くと街が斜めなわけ。
これでまず私の方位磁石はクルクル回り始めた。
おまけに海は西にある。
しかもこれがちょうど大阪湾のカーブに引っかかっていて
2〜3キロも走ればこの海が南になったり北西になったりするのだ。
うわー!!もうお手上げ!!
山なんかどこにも見えないし方角のめじるしになるものがなんにもない。

すっかり方向音痴になってしまった私。
この街で迷わなくなるにはまだまだ時間が必要みたい。


安藤みかげ