空色の明日
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2000年10月02日(月) 個性派には耳の痛い話

今朝はめずらしく早起きしてTBS系の『道浪漫』をみました。
阿川泰子がスウェーデンを旅するというもの。
そして朝っぱらから目の醒めるような素晴らしい
スウェーデンのアイデンティティにハッとさせられました。

スウェーデンの人達は町並みを大切にする。
外観は触らず内装だけを修復しながら100年前の町並みに
今も暮らしている。

古い城壁の近くに今年ガーデニングで賞をとった家があって
その持ち主に「どういったことに心がけて庭を造りますか?」
と聞くと
「あの城壁に似合うように庭を造るのさ」と答えました。

また、別荘地で新しい別荘を自分達で作っていた若い夫婦に
「どんな別荘にしたいですか?」と聞くと
「周りの別荘や自然に合うように造りたい」と言うのですよ。

彼らの視野は常にトータルしたバランスに向けられている。
いかに周りに融合しそのイメージを壊さないかに細心の注意を払っているのです。
個性、個性の日本人には耳の痛い話。

そして小さな島に舞台は移る。
そこには有名人が大勢住んでいて特にその中で有名な
映画監督が引退して余生を送っている。
地元の人々は彼に敬意を表し、旅行者が来ても決して彼の家が
どこにあるか教えないと言う。

ああ・・なんて意識レベルの高い国民なんだろう。
環境問題への関心が高いというのも頷ける。
おそらく彼らは自分たちのことを『人間様』とは思っていないでしょう。
厳しい自然と共存してきたからこそ、そんな恐れ多い考えは持てないはず。

昨日も書いたけど日本人は求めすぎる。
彼らのように受け入れ感謝する気持ちがあればもっと心の豊かな国になるのに。
個性ばかりを唱えつづける学校教育は一番大切なものを忘れてはいないかしら。
個性は押さえつけなければ自ずと生まれ出るもの。
むしろ教えなくてはならないのは、周りに気配りできる思いやりじゃないのかしら?


安藤みかげ