空色の明日
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| 2000年09月14日(木) |
ワイルドな男 スティールパンプレイヤー編 |
スティールパンという楽器を知っていますか? ドラム缶を横半分に切って天板をハンマーで叩いて内側にへこませ そこにさらにいくつもの小さい凹面を作りその大きさで音階を出す 楽器です。 ちいさなバチでその凹面を叩き演奏します。 この楽器を演奏している姿は一見、「鍋で焼きそば焼いてるのか?」 って感じでとても楽器を演奏しているようには見えませんが その音は「天国の音」です。 わたしがはじめてその音を聞いた時 「天国で人が話しをしたらこんな風に聞こえるだろうな」と思いました。
友人のスティールパン奏者 村治 進氏と会ったのは彼がその楽器の 祖国 トリニダード&トバコ共和国から帰国してすぐのことです。
スティールパンはトリニダードがスペインの植民地時代に生み出された 手作りの楽器です。 今から7年ほど前、まだこの楽器は日本であまり手に入りませんでした。 彼はその音をなにかで聞いて「絶対この楽器を手に入れてやる」と 悩んだ挙句その国に直接作り方を習いに行くことを思いつきます。 でもはっきりいって旅行会社の人も「どこ?それ」というような国。 ビザも直接大使館に「僕はスティールパンの勉強をしたいんだよ」 っていうような手紙を書いて送らなきゃならないし飛行機だって もちろん直行便なんかないから自分で乗り継ぎの調整をして 旅立ったそうです。
向こうに着いても勿論なんのあてがあったわけでもなく とりあえず飛び乗ったタクシーのドライバーにはるばる日本から この国に来た訳を話したら「よし、じゃあオレの知り合いの家に ホームステイしろ」と言ってもらえてそこにお世話になることに。 まんま電波少年じゃん!なのです。 そしてスティールパンの工房を教えてもらいそのまま勝手に 弟子入りしてみごと一つのパンを作って帰国することに・・・。 まんまウルルン滞在記じゃん!しかも根回しなしの(笑)なのです。 彼を知る友人が「あいつが旅立ったとき生きて帰らないだろうと思った」 と言うほど情報もつてもないゼロからスタートの旅だったそうです。
それから何度か彼はその国を訪れてはカーニバルに参加したり (スティールパンのコンテストがメインのカーニバル)、 その話が某テレビ局のプロデューサーの耳に入り小泉今日子 中山美穂のお二人がその取材であの島国トリニダードにやって来たり。 いずれ彼はトリニダードの名誉市民にでも任命されるんじゃないかと 私はうっすら思ってます。
今彼はそんなこんなで日本で数少ないスティールパン奏者として がんばってますが一度あの音はぜひ生で聞くことをお勧めします。 なぜならあの楽器の音はマイクで拾うことがものすごく難しい。 夕暮れにあの演奏を生で聞いたらちょっと忘れられませんよ。
今日はナニワのモーツアルト キダタローとセッションしたこともある 友人 村治 進を紹介してみました。
むらっちゃん 勝手に書いた。ごめん。
村治 進HP http://www.lares.dti.ne.jp/~susu/
安藤みかげ
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