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2008年08月28日(木) 槍ヶ岳、二度目の山頂

朝4時に起きました。
起きた、というより、周囲の登山客がどんどん起きていく音に、目が覚めたというほうがしっくりきます。
朝食は、朝5時から。
そのまえに、決めないといけません。
もう一度、登るか、それとも、下りるか。

外はガスで真っ白。
どう考えても、山頂からの絶景は期待できません。
体はけっして元気とはいえず、一晩の眠りで疲れが抜けたわけではありません。
言い出しっぺさんは「大丈夫」と言うけれど、おそらく疲労はかなり激しいと思われます。
ほかのみんなはどうなんだろう。
昨日、登ってもう満足しているのだろうか。
言い出しっぺさんは、おそらくみんなに遠慮していたのでしょう。
はっきりと自分の希望を言いません。

私も自分の体力に自信がなく、どうも口ごもってしまいます。
でも、ふと思い出しました。
今回の槍ヶ岳登山の意味を……。

「登りましょう」



5人そろって到着した山頂は、昨日にも増してガスで周囲はまったく見えなかったけれど、そんなことは問題ではありません。
まるで空に向かっているかのようにそびえたつ鋭い頂きから叫んだ名前は、きっときっと「彼」に聴こえているはず。

「槍ヶ岳に登りたい」

そんなひとりのわがままな夢を現実に変えてくれた山の師匠、そして今回の山行をしっかりサポートしてくれた山の精鋭たちに。
そして最後までわがままを通した人に。

私もいっしょに連れてきてくれて、どうもありがとう。

いい山行を、どうもありがとう。

おやすみ。


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