紫
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中学校を卒業するとき。
ひとつの詩を、覚えました。
それは、私の大好きだった国語の教師が、授業中、何度も板書をし、何度も私たちに聴かせ、そして、何度も私たちに音読させた彫刻家・高村光太郎の詩でした。
「道程(どうてい)」
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため
今、テレビでワールドカップのバレーボールを放送しています。
何かから逃れるかのように部活に青春時代をささげた日々。
「私は不幸じゃない」と言い聞かせていた毎日。
そんなときに、ふと思い出した、この詩。
私は、ひとり立ちさせられたんだな。
自然に。父に。
自分の人生を、これからどうやって生きるか、思い悩んだ高校時代。
私は、そのとき描いた人生を、歩んでいるのでしょうか。
理想と現実は、どうも異なるようで。
おやすみ。
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