紫
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「あ、いちご……」
社会人になった年の春、よく行く花屋さんの軒先に「いちご」が売られていました。
子どものころ、母が買ってきたいちごを大事に大事に育てていた私。
一家離散して、そのいちごはそのまま「あの家」に置き去り。
だから、いちごを見るとむしょうに懐かしくて仕方がなく、思わず1つの鉢を買いました。
そのいちご。
おととしの大寒波まで、毎年ではないけれど枯れずに実をつけてくれていましたが、とうとう寒さにやられました。
私といっしょに、あちこちを転居してきたいちご。
ホントによくがんばってくれました。
あれ以来。
いちごは育てていません。
先日、ふと、友の家の庭先を見ると、いちごの苗がありました。
「あ……」
友にお願いしてもらった2株。
プランターはあります。
あした、いい土を買って帰ろう。
たった2株だから、来年の収穫はそれほど期待していません。
でも、いいのです。
いちごをまた育てられるというだけで、いいのです。
おやすみ。
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