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紫 |MAIL

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2007年06月26日(火) おわり

4月から始まって、ちょっとしんどかった「仕事」が、きょう、終わりました。
終末期の医療について。

話を聴くにつれ、命の消え入る瞬間をどうしても思い出してしまい、毎回、涙をごまかすのに必死だったけれど、でも、あのときの医療者側の態度や行動への意味づけができるようになりました。

「最後に体をきれいにしたいので、外に出て待っていてください」

父が息を引き取り、私が死亡の確認をし、それから10分もしない間に病室の外に出されました。

「いっしょに病室の中にいて、見ていていいですか」と喉まで出掛かっていましたが、言えませんでした。
母が心配だったし、私にはやることが山積だったから、というのは表向きの理由で、ホントは父の体に何をされるかを知るのが怖かったから。

そのまま、外に出て市役所と葬儀屋さんと告別式の打ち合わせ。
母はベンチのすみっこでで小さく、とても小さくなっていました。

終末期の講義のなかにあった「死後の処置」。
最後に講師の先生が言いました。

「世の中にあまたの職業はあるけれど、死んだ人の身体に触れる職業は限られています。だからこそ、心をこめて最後のケアをしなければいけません」

ビデオで見た死後の処置に、あのとき、中に入らなくてよかった、と思いながら、処置をしてくれたナースの顔を思い出したいのですが、思い出せません。
ただ、私がずっと腹立たしく思っていた医療者のあのときの行動は「最善」だったのかもしれないな、と思えるようになりました。
心がこもっていたかどうかは、別として。

いつか、遺族でもカルテ開示に応じてくれるようになったら、真っ先に請求したいと思います。
父にされた最後の治療を、知っておきたいのです。

おやすみ。


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