紫
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きょうこそは……!
と思い、父の大工道具の整理を始めました。
正確にいえば、始めようとしました。
そして、やっぱり、無理でした。
父の大工道具箱を開けると、やはりそれは、おさないころから知っていた父の匂い。
木の香り。
それに持ちこたえながら、道具の整理を始めました。
いえ、始めようとしました。
そして、ふたたび、無理でした。
単なる長い棒だと思っていても、名前が彫ってあったり、ドライバーのようなものがたくさん見つかっても、どこか家庭用のドライバーとは風貌が違っていたり。
思い切って捨てられたらいいのですが、「捨てることはいつでもできる」という考えを持っている私には、捨てられません。
そう。
捨てることはいつでもできます。
いつでも、できるんです。
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