紫
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父のいる病室は、6人部屋でした。
それぞれがカーテンを閉めていて、環境としてけっしていいとは言えませんが、仕方ありません。
「着替え、持ってきたか?」と父。
「パジャマ、持ってきたよ」と母。
「パジャマ……?」と父。
おそらく、父のいう着替えはパジャマではなく、退院して帰るための普段着のことだったのでしょう。
きのう、救急車で運ばれたばかりなのに、そんなに早く退院してもらうわけにはいきません。
しっかりと治してもらわないと!
帰りの車のなかで、母は何度も「よかった」を繰り返していました。
けっして自分から病院に行かない父。
とうとう自分の手に負えなくなり、「清水の舞台から飛び降りる」気持ちできのう救急車を呼んだそうです。
救急車を呼ぶ、って、ホント、勇気がいることなんだな。
ということで、しばらく父の世話で夜も眠れなかった母でしたが、しばらくぐっすり眠れることでしょう。
よかった……と私も心のなかでつぶやきました。
おやすみ。
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