紫
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子どものころ、父が風邪で寝込んだときに母がお粥を作りました。
そのときにご相伴にあずかったお粥が、とてもとてもおいしくて、それから私はお粥好きな子ども、になりました。
冷えたお粥に、岩海苔や梅干しをのせて食べるお粥、味のりをパラパラふりかけて食べるお粥、母のお手製の漬物をどっさり載せて食べるおかゆなどなど、病気でもないのに、いろんな食べ方を試しました。
数年前、入院したときは、しばらくはお粥が私の病院食でした。
そのとき、初めて自分でお粥をすくって食べたとき。
当然、母の作るお粥の味はまったくしなかったけれど、それでも子どものころに食べた味を思い出したのか、それとも「生きているんだ」と実感できたのか、涙がぽろぽろとこぼれて仕方がありませんでした。
きょうは、七草がゆ。
お粥は食べなかったけれど、毎年、この日は、母のお粥の味と、おとなになってから食べた、涙でしょっぱくなった病院のお粥の味を思い出すのでした。
今年もみなさま、健康でありますように。
おやすみ。
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