紫
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市ノ瀬ビジターセンターに到着したのは何時だったのでしょう。
仮眠をした後、シャトルバスに乗り込み、登山口の「別当出合(べっとうであい)」まで行きました。
仮眠……とはいえない浅い眠りでしたが、山は目の前にそびえています。
「砂防新道」という比較的ゆるやかな傾斜を、今まで同様に、一歩一歩、確実に足を前に出していきます。
大雨の降りしきるなか、一歩一歩、確実に。
途中、雪渓が現れてきました。
それでも、ゆっくりゆっくり。歩を進めました。
例年にない大雪だった冬のあおりを受け、今年は、山の随所に雪渓が残っています。
室堂まで行くのも無理かもしれない。
ふと、登りの途中で思いました。
でも、いいのです。
行けなくても。
夕飯はみんなで鍋を作りました。
気の置けないメンバーで、鍋を囲みました。
それでも、互いが互いを気遣いあっていました。
そんな光景を見るのはなんだか久しぶり。
あぁ、やっぱりこの仲間はいいな。
そんなことを思いながら、暴風雨の音を聴き、貸テントから撤収して、炊事場で眠りにつきました。
もし、このメンバー以外のときに私がリーダーだったら……。
そんなことを考えながら眠りについた夜。
今、この白山の南竜にいる仲間たちに、とてつもなく、感謝、です。
おやすみ。
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