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2005年11月24日(木) 十年一昔

阪急「六甲道」駅の商店街を取材してきました。
震災ですべてがなくなった街です。
震災前にあったもの、すべてがなくなりました。

「長田は火災という二次災害ですべてが燃え尽きたけど、六甲は地震でみんなぺしゃんこや」

火災があまりなかったため、家の下敷きになった人も救い出す時間があったとかで、亡くなった人は、長田と比べれば少なかったそうです。
あくまでも比較して、の話。

そんな街の人に聞きました。
震災前後で変わったことは何ですか?

「隣近所の付き合いがなくなったのが寂しいな」

マンションが建ち、新しい住民が越してきて人口は増えたそうですが、長屋の時代にあった近所のコミュニケーションが、今はほぼ皆無に等しいそうです。

「近所のつながりがないのに、地域で子どもを守れって言われても、守られへんがな。かえって不審者扱いや」

確かにそうかもしれません。
再開発で、住みやすそうな街になった六甲道でしたが、住民の話を聞けば聞くほど、震災の影響はまだまだ痛手を残していました。

十年一昔。
震災は、まだまだ「昔」ではありませんでした。

おやすみ。


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