紫
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十年ほど前の初夏、小樽の海を眺めながら、ギターを練習しました。
とある宿のスタッフをしているときです。
まったくギターには興味はなかったし、コードも覚えたくない!なんて思っていたのに、その宿のオーナーに言われてなぜか無理やり練習させられました。
そして、5日後に人前でギターを弾いて歌わされました。
今となっては、いい思い出です。
縁側に座って海に向かってギターを練習していると、いろんな人に声をかけられました。
「こうして弦を押さえるといいよ」「その音は、これにも変えられるよ」
いろんな人のアドバイスをノートに書き込み、最初はいやいやだったけれど、だんだんと弾けるようになると楽しくて、毎日猛練習。
当時、私は足につけていた装具が取れたばかりで「まだ、走っちゃだめ」とドクターから言われていました。
歩くときも「転ばないように慎重に」と釘をさされていて、宿のスタッフをしていながらも、それほど動き回ることはしていませんでした。
もちろん、宿のオーナーもそんな私の足のことは重々承知。
だから、ギターを教えてくれたのかもしれません。
座っていてもできること。
まさか人前で「デビュー」させられるとは思わなかったけれど、あのとき、猛練習しておいて、よかったな。
きょう、なくしたと思っていた私のオリジナルの「ギター練習帳」がひょこっと出てきて、今はない坂の上の宿が妙に懐かしくなりました。
おやすみ。
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