紫
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高校3年生になる前の春休みから、友と4人でいっしょに、「塾通い」を始めました。
京都大学の院生が4〜5人集まって教えている塾で、それほど有名でもなく、授業料も安く、英語、数学、国語、社会を教えてもらって月々1万円だったと思います。
あまりお金を使いたくなかった私は、塾に通うのはあまり気乗りはしませんでしたが、その塾は小学校5年生のころに半年ほど通ったことがあり、「懐かしい」という気持ちと、友の強い誘いもあり、いっしょに入塾することにしました。
当時の先生は、ほとんど卒業していませんでしたが、ひとりだけ私を覚えていてくれた先生がいました。
その先生が私を見てひとこと。
「アンタは、ぜんぜん勉強できなかったけど、お兄ちゃんはすごかったな」
いや、そんなことを友の前で言わなくても…と思いましたが、でも私や兄のことを覚えていてくれたことが、恥ずかしくもうれしく感じました。
それから1年間。
週に2回、「アンタはホントに昔と変わらんな」とさんざんイヤミを言われながらも、友といっしょに通った「京大塾」。
塾の宿題をいっしょにしたり、塾の先生のうわさ話をしたり…と、意外と楽しい塾通いを終えて、志望校ではないけれど、全員無事に合格することができました。
あのとき、いやがる私を無理やり塾に引っ張っていってくれた友と、「アンタはこんなんじゃ、どこの大学も行けへんで」と1年間イヤミを言い続けたワタナベ先生に、今は感謝しています。
京大塾。
今は、地元ではけっこう大きい塾になっているとか。
ときどき、ワタナベ先生のイヤミが妙に懐かしくなるときがあります。
時間ができたら、友を誘ってちょっとのぞきに行ってこようかな。
おやすみ。
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