紫
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先週の日曜日。
「今日は、お風呂には入れないよ」
と母。
不思議そうな顔をしている私にまた一言。
「お父さんが頭を切って、とんでもない状態やねん」
!!
父が頭を切った?
それは一大事なのでは?
ここ数カ月。
膝に水がたまって、歩くのもおっくうな父。
そのうえ、頭を切ったなんて、これから先、どうするのだろう。
わけあって、まだ年金もおりないのに、この先、無収入になってしまったら、我が家は路頭に迷ってしまう。
そんなことよりも、頭を切って父は意気消沈しているはず。
むむ? もしやお風呂場は、血だらけ?!
不安が胸をよぎります…。
ん? で、父はどこに?
そのとき、玄関が開き、いつもの独り言をつぶやきながら父が帰ってきました。
なんだか元気そう。
「今日は、お風呂、入れへん」
母が父に言いました。
「なんで?」
と父。
「頭を切ったから、そこらじゅうに髪の毛が飛んでいて、どうしようもないやん。明日、大掃除やわ。でもさっぱりしたなぁ」
………。
……………………。
父が切ったのは、頭そのものではなくて、髪の毛だったようす。
1日くらいお風呂に入れなくても、いいのです。
怪我もなく元気でいてくれれば。
おやすみ。
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