紫
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子どもたちの緊張した表情に、思わず笑みがこぼれました。
会場に向かって、慣れないお辞儀をして、イスに座って。
それから、鍵盤を鳴らし始めます。
今日は、友のピアノの発表会。
子どもたちよりも、ちょっと「おとな」の彼女は、かなり緊張している様子。
それもそのはず。
まだピアノを始めて1年も経ちません。
そしてもちろん、初めての発表会です。
「途中で、頭がまっしろになったらどうしよう」
会場前に、こんなことをつぶやいていた友。
でも、そんな心配は杞憂に終わりました。
子どもたちより、ちょっと上手にお辞儀をして、イスに座ってピアノを弾き始めました。
途中、つまづいたけれどそんなことを気にすることなく、堂々と弾き続ける友。
そして、キレイにフィニッシュ。
弾き終わってから、ようやくこぼれ出た友の笑顔に、見にきてよかったと思いました。
「また、発表会に出たい」
発表会のあと、彼女は何度も言っていました。
あの独特の舞台前の緊張感と、終わったあとの達成感を、友も味わったのでしょう。
発表会。
私も同じ緊張感と達成感を知っています。
もう、味わうことはないけれど、それでも今日は、懐かしい気持ちで、いっぱいになりました。
ありがと。
また見に行くね。
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