紫
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もう十年も前の話。
長い長い入院生活を終えて、住んでいたアパートに帰りました。
荷物を置いて、郵便物を確認したあとに、私が最初にしたことは、バイクのエンジンをかけることでした。
きゅるるるるるっ、きゅるるるる…、きゅるっ。
ぶおんっ!
1年近く放ったらかしだったバイクのエンジンがかかったときは、ホッとしました。ひととおりの点検を済ませて、少し走らせると、あんまり調子がよくありません。
すぐに、友のいるバイク屋に点検に出しました。
そのときは、バイクにもう乗らなくなるとは思っていませんでした。
その後、しばらくしてからバイクを売りました。
「もう乗らない」と決めたからです。
そう決めた理由は、いろいろ。
言葉にすると簡単ですが、いろんな思いをこめて、「もう乗らない」と決めました。
バイクを売った土曜日。
ごくごく普通に、過ごしました。
ごくごく普通に過ごしすぎて、私はもう「ライダー」ではないって、確信するのに時間はかかりませんでした。
バイク。
今も乗ろうとは思いませんが、乗っている人を見ると、うれしく感じます。
免許を取ろうとしている人は、心から応援します。
バイク乗りのみなさま、無茶だけはしないように。
おやすみ。
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