紫
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| 2003年12月24日(水) |
クリスマスプレゼント |
幼稚園のころ、大きな模造紙にみんなで絵を描きました。
テーマは、「クリスマスプレゼントに欲しいもの」。
みんな、リカちゃん人形とかプラモデルらしき絵を一生懸命に描いています。
お金の絵を描いている友もいましたが、確か丸いコインの絵だったように思います。
まだ「お札」の存在を知らない時代でした。
私も描きました。
私は、当時テレビで放映されていた「フランダースの犬」に出てくる「アロア」という女の子の絵を描きました。
アロアは、主人公ネロ少年の親友で、裕福な家庭に育つお嬢様です。
あとで、みんなに「アロアの人形が欲しいの?」とさんざん聞かれました。
そのときの私の答えは、
「アロアになりたい」
「…へぇ…」
みんな不思議そうに、それでもそれ以上質問することなく、アロアの絵を見ていました。
それもそのはず、アロアは厳しい厳しい父親のもとで育ちます。いくら裕福とはいえ、そんな家庭の娘になりたいわけがありません。
かくいう私も、そんな「アロア」になんかなりたくありませんでした。
では、なぜアロアの絵を描いたかというと…。
覚えたてのアロアの絵を、みんなに見せて自慢したかったから、だけの話です。
「クリスマス」を初めて意識した私の「クリスマスプレゼント」は、友からの「絵が上手だねー」という言葉。
予定どおり、友や先生から「うまいね、うまいね」という言葉をたくさんもらい、上機嫌なクリスマスが過ぎていきましたとさ。
思えば、プレゼントを配ってくれるサンタクロースは、もうすでに私のなかでは「本」のなかだけの存在。
小学校6年生まで信じていた、という友がうらやましく思えるイブでした。
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