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2003年12月19日(金) パジャマ

19歳のちょうど今ごろ、ちょっと大きめのパジャマを作っていました。
「手芸」好きの母の影響か、私も小学校のころから何かと「手作り」の小物を母に教わりながら作っていました。

12月下旬に入ってから、パジャマ作りを思い立った私は、まず手芸の本を買い、デザイン学校に行っていた友からミシンを借り、新宿の手芸屋さんで黒いコットンの布とミシン糸、バイヤステープを買ってから、いざ作成!

久々の「手芸」に悪戦苦闘。
ミシンを貸してくれた友の家に行き、友の力を借りながら、ようやくできあがったのが24日の夕方。

「ギリギリ間に合った……」

そう、これは私の「生まれて初めての告白」のためのクリスマスプレゼントだったのです。

急いでラッピングをして、意中の彼のいる店に行きました。
営業時間に少し入ってしまいましたが、どうしてもすぐに渡したくて、相手の都合も考えずに、店に電話。

「今から、ちょっと行ってもいいですか」

「え、今、仕事中だから…」

「…あ、わかりました…」

たったそれだけのことなのに、「恋の終わり」と思った私。
ほかの日に出直せばよかったものを、もう「嫌われた」と思い込んでしまいました。
「告白」の「こ」の字も言葉にしていないのに。

そのあと、私はバイト先に行って、おいおいと泣き、予定されていたクリスマスパーティーもドタキャン。
そのあとのことは覚えていないけれど、明け方になってから近所に住む友が心配して、家に電話をかけてきてくれたことを覚えています。

いろんな人に迷惑をかけたあの日。
わがままだったなぁ、と思います。

「大失恋をした」とそのときは、思っていたのですが、そのあと、何度も何度も「大失恋」を繰り返すのでした。

「恋」はいつでも新鮮で、「失恋」はいつもこの世の終わりと思えるくらい悲しすぎる。
だからいつも「大失恋」なのでしょう。

そのときの「パジャマ」は、半年後に箱から出されて、私のお気に入りのパジャマになりましたとさ。

懐かしい懐かしい思い出です。


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