+シコウカイロ+
此花



 儚い。

虚しく空に溶ける
無色の吐息が
白い雲の上に届くのは
いつだろう

君の姿
追ってみても
不安なのは
何故だろう

適当なことを言って
日々を過ごして
時を重ねて
人として生きるには
短い時間を何でこんなに
無駄にしてるのだろう

キミノソバニイタイノニ

毎日が私を置きざりにする
君のことも
忙しさで誤魔化して
自分に嘘をついて
人を騙しながら
狡賢く生きて

外の世界は見にくくて
世の中は偽りだらけで

私もその一部になってしまう

君と次に逢える日までに
私が私で無くなりそう

日々は加速して
私を置き去りにしていく

日常化していく日々の過程が
私から感情を奪っていく

守りたいモノがあれば
それも乗り越えて強くなれる
守られているとオモウことで
頑張って強くなれる

言葉なんて要らない

ただ触れていて欲しい

でもそれは叶わぬ願いでしかない

無条件で抱きしめてくれるようなモノ
今の私には手に入らない






2005年03月17日(木)
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