椰子の実日記【JOYWOW】
2008年08月18日(月)
環境問題は正しい問いを求めている

*写真は、移動しながら翻訳中のわが列車書斎。
『Blessed Unrest』、いよいよ後半にさしかかったが、 ホーケンの筆はますます冴え、環境問題の底にある、 日本のメディアだけではまず知りえない重要な 問題の脈をいくつも教えてくれる。
「かけがえのない地球を救おう」 「温暖化をストップしよう」 「氷山が溶けるのをこのまま見過ごしていいのか」
といった、どちらかといえばエモーショナルな 動機では、もはや環境問題に対して、「正しい問い」 は立てられないことがわかる。 正解は、正しく立てられた問いからしか得られない。
いずれにしても、本書は今世紀、人類が残すべき 最重要図書の一冊だ。翻訳できることを幸せに思う。
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