椰子の実日記【JOYWOW】
2008年02月07日(木)
なぜ古書のまちが「かっぱ横丁」なのか

阪急三番街かっぱ横丁。古書店がガード下に並ぶ。 大学生の頃だから、1978年あたり、つまり今から30年前、 この辺をよくうろうろしていた。 研究していた清水幾太郎という社会学者・ジャーナリストの 戦前から戦後まもない頃の著作を探していたのだ。
家庭教師を三軒かけもちしていたので、大学生としては かなりの収入があったが、その大半を本に費やした。 古書店特有の加湿器のにおいと古紙のにおいが今でも 思い出される。
ある時、馴染みの店主が「それやったら・・・」と、 道路をへだてたある貸しビルに連れて行かれ、重々しく鍵を開け るとそこにも本がぎっしりの棚。舌なめずりするように探して いると、森有礼とか、教科書でしか知らない人物の著作が ひょい、とあったりして、本そのもののもつ「どや、参ったか!」 オーラに圧倒された。
当時一杯集めた古本は、阪神大震災で自宅のしょぼい木造 文化住宅が半壊した時、紛失してしまった・・・というか、 お母ちゃんがほかしてしまった(捨ててしまった)。
今はそれでいい、と思っている。
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