株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年09月20日(木)


こころの栄養不足がキツネとタヌキの化かし合いに化ける

シャンプーのリフィルを入れていて、つい見たくないものを
見てしまった。それは;

これはシャンプーです。のみものではありません

という警告文である。アホちゃうで。だれも飲まへんって。
飲んだとしても、飲んだ方が悪い。
ところが、そうはいかないのが現代日本なのだろう。
どこかのアホが「シャンプー飲んだ。どうしてくれる。
パッケージに警告文がなかったせいだ」とクレーム電話
を一本かけただけでへたすると担当者のクビが飛び、
企業も訴訟費用だけで数千万かかる。ブランド価値損失
なども含めるとそれ以上の被害が及ぶ。「保険」として
警告文を一行、印刷しておこう、となるのは非常に良く
わかる。

しかし、ですね。

美意識とこころに栄養があれば、そもそもシャンプーを
飲んだのは飲んだ自分が悪いのであり、製造販売者には
何一つ責任はない、というくらいの自分を律する道徳
がなくて、どうするのだろう。

これはシャンプーに限らない。ぼくはタバコは吸わないが、
タバコのパッケージをデザインしている人たちは歯噛みを
する思いだろう。まるでスクール水着のように、おむつの
ように、警告文がパッケージの多くを占有している。
タバコのパッケージも「大人」のおしゃれの演出小道具
のはずなのだがなあ。

根っこは、アメリカのアホな訴訟文化の盲目的輸入である。

昨夜都内のさるレストランで食事したとき、そこは全席禁煙
だった。トイレに、そのレストランを経営するグループ傘下
の店はすべて9月1日から全席禁煙とさせていただきます、
お吸いになりたいかたはスタッフに相談を、とあった。

異常である。ハイカラなつもりなのだろうが、どこから見ても
おかしい。アメリカの真似をすればカッコいい、と
言っている昭和時代の田舎の青年の発想と全く同質である。

もうそろそろ、こういう、キツネとタヌキの化かし合い
のような、タテマエだけの、プラスチックな、薄っぺらい
文化のサル真似をやめていいころではないのか。

言葉の自主規制も、年々ひどくなってきているが、それと
反比例して、日本は世界に類を見ない殺人国家になっている。
2007年1月1日から毎日、どこかで殺人が行われている。
犯人は特別ではなくフツーの人だ。
用語規制をするより、国語教育、道徳教育の抜本的見直し
こそが最優先されるべきであり、かつ、スピリチュアリズム
を含む「あの世リテラシー」を小学生からきちんと教え
込むこと。これは宗教でも何でもない。スピリチュアリズム
は人類の知的資産なのであり、これなくして日本はますます
壊れていく。

うーん、ここでこう言っているだけではもどかしい。
隗より始めよ、まずはぼくのできることから実行しよう。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW