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椰子の実日記【JOYWOW】
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2005年12月26日(月)


我輩は安くつく




今年の、自分へのクリスマスプレゼント。漱石9冊、村上龍
2冊、田口ランディ1冊、水村美苗1冊。村上龍とランディは
ひきこもり研究のため。漱石、中には『猫』のように生涯
3冊目というのがある。『明暗』は2冊目、『硝子戸』3冊目。
何しろ『猫』も『明暗』も小学生時分から読んでいるので、
かれこれ40年は読み続けている作品ということになる。
中には学問所とか、どこかにあるはずだけど、という作品も、
探すのが面倒なので、まとめて入手した。

漱石の享年50歳に自分も近づいてきているというのも感慨
深い。また、今回の「著者との出会い」は水村美苗。
12歳から渡米し、「異国で育った」(ご本人の言葉)人。
英仏日本語を自在に操るまだ若い彼女が漱石の文体模写を
し、あまつさえ未完の作品を漱石に代わり完結させてしまう、
という離れ業にも驚く。

こういう風に、漱石の本たちと触れ合っているときが至福の
時なのである。わし、安くつくのである。

ところで、今朝、高座に上がって、できもしない落語を
始めてしまい、やりながらホワイトボードに何か書き込み、
これだとセミナーじゃん、落語って、違うよなあ、たしか、

「ご隠居」
「なんだい熊さん、あたまから湯気立てちまって、一体どう
したってんだい」
「た・たいへんなんで」

といったセリフから、「噺」に入らないといけない、この
ままだと「前フリ」だけで終わっちまう、どうしよう、
とあせっていたら目が覚めた。田中靖浩さんの影響か。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW