椰子の実日記【JOYWOW】
2005年09月15日(木)
大衆を煽動する方法
10月から始まるブランド塾(平日コース受講生募集中です) のために、ヒトラーを研究している。 ヒトラーのしたことは許されることではないが、 しかし、「マス」を操作する、という点では 大変有意義なブランド論、マーケティング論の教材だ。
ヒトラーの演説を調べると、講演、特に大聴衆を 前にした時の方法で参考になる。
例えば、ワイマール共和国首相になって初めての 演説など、壇上に上がって50秒黙っている。 最初に黙っているのは、オーディエンスを惹きつける テクニックなんです。神岡龍太郎(漢字、合ってるかなあ) が言っていた。だからぼくも大聴衆の前では、しばらく 黙っている。そうすると、みんなの注意が壇上に来る。 集まったところで、その「気」を一気に客席へ跳ね返す。
ヒトラーの演説の中身はたいしたことなくて、同じ ことを繰り返すのみ。この、「単純化と反復」は 大衆煽動の大いなるコツでありまして、つい最近、 日本でも大成功したボキャ貧首相がいます。 その首相のことをまたぞろマスコミや「有識者」たちが 「あの絞った言葉遣いがいい」などと持ち上げているが、 ナニ、ぼくに言わせればボキャブラリーが乏しいだけの ことだ。まあ、日本人全体がボキャ貧になってきては いるのだけどね。
ブランドでも同じ。シンプルに、焦点を絞る。 そういえば佐藤雅彦さんのCMも、「ポリンキー」とか 反復ですね。
以上、天野祐吉さんの本も参考にしながら、研究中。
「いつの時代にも大衆を動かすのは理詰めの説得じゃない、 感化的な扇動」
天野さん、いいことおっしゃいます。
|