椰子の実日記【JOYWOW】
2005年06月25日(土)
半島を出よ
朝から自宅と倉庫の掃除をしてへたっている。 お風呂でアリが散歩する姿をよく見かけるので 現地調査したところ、隙間のあることが判明。 タイル目地剤でコーキングする。この「コーキング」 という仕事、別名「シーリング」ともいい、昔 建材の仕事をしていたとき見積項目に入れていた。 ふーん。この仕事があの価格で決まっていたのか、 と感慨しきり。 さて、アリさんがこれでお風呂に来なくなると、 「事実に基づいた対策」が成功したことになる。
-------------------------------------------------------- 福岡ドームを9人の北朝鮮コマンドが制圧し、満席の観客を人質 にした。2時間後、484人の特殊部隊が到着、福岡中心部を制圧 した。
この危機を救えるのは一体だれか。
政府か。 官僚か。 大企業か。
彼らはいずれも高学歴、高収入を誇る。現代日本でいう「勝ち組」 である。
答。全員、危機を救えない。
では一体だれが救えるのか。それとも、そもそも救うこと など、できないのだろうか。
村上龍『半島を出よ』のテーマは、徹頭徹尾、現代日本の 描写である。北朝鮮兵士の生い立ちなども丹念に描いているが、 夜の稲光が空の黒さを際立たせるように、北朝鮮を描くこと によって、現代日本の病巣を同時に描ききることに成功 している。
生涯、これほどのものは体験したことがないほどの、 文学的感動を得た。二回読んだが、まだ読み足りない。 他の本を読む気がしないのが困ったことである。
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