椰子の実日記【JOYWOW】
2005年05月09日(月)
腐った木には腐った実しかならない
CSRについてはたった一つのことを言い続けている。 それは、
本業の価値磨きがCSRの結果を生む
である。CSRを、放課後のクラブ活動のようにとらえ ている企業が多すぎる。だからみんな森の中で おねーさんがフルート吹いていたりする広告になる。 企業名を伏せるとどこの企業広告なのか、わからない。
「いいひと」を演じているのである。 違う。
CSRは化粧ではなくすっぴんの素顔の企業が問われる。
JRについても、「遠くのCO2より、近くの階段を減らせ」と 提言しつづけてきた。
自社の提供価値を「安全で快適な、QOLの質の高い トランスポーテーション」としていれば、 今回の尼崎のような悲劇は起こらない。 また、価値磨きは当然、組織磨きにもつながる。
すべての企業は自社のフィロソフィーをまず第一に 確立し、組織全体に浸透させるべきなのである。 オペレーションはその後だ。
JR西日本のこれまでの発言はすべてオペレーション の反省と改善にとどまっている。
新型の列車自動停止装置(ATS-P)の設置工事を 対策の御旗としているが、本質ではない。
ゴールデンウィークやお盆の期間中には、TDL社員は オフであっても来園を控える。自分たちのために 一般のゲストの待ち時間が増えたり、入場制限 となったりすることを避けるためである。
宴会やゴルフをやったのが休日とか、勤務時間内とか、 一体昭和の労働争議の頃の話かと問いたい。顧客は 組織の姿勢を見ているのである。本質を問われている のに、どうやらJRはまだ気づいていないようだ。 気づいていないアタマに謝られても、無意味なのである。
その意味で、日航も同じ。オペレーション の問題ではなく、フィロソフィーの問題である。 ユナイテッド航空はそこに気づかず、小手先の オペレーションの改善ばかりやって、倒産した。
事故が続くと、トップが替わる。気楽なものだなあ、 と思う。難しいことをやり遂げてから、辞めるのが 男気ってもんじゃねえのかい・・・って、江戸っ子 になっちまったぜ。
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