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2008年07月20日(日) 赤色二期生たちの歓喜

ずっと、ずっと、この瞬間を待っていた。
カメラを持つ手が震えてしまい
ピントが合わないままシャッターを押していた。
北海高校、優勝。

背番号12番が泣いて立てなくなっている。
小柄な伊藤淳哉くんだ。
マネジャー・安達拓夢くんも目が真っ赤だ。

北海道に来てから、胃がおかしかった。
2日連続で朝と昼食を抜いた。
試合中もピンチになるたびに
見ていられなくなって…
まるでどこかの父兄だ。
気づいたら、女子高生みたいな
祈りのポーズをしていた。
“お願い神様!”
必死すぎて恥ずかしいなんて言ってられない。

早く先生に“おめでとうございます!”って言いたい。
「はあ〜〜良かった。ホッとしたよ」
いつもと変わらぬ笑顔。でも、頬には涙の流れた跡。
手にはエース・鍵谷陽平くんからもらったウィニングボール。
普段はちょっぴりクールな鍵谷くんも泣いている。
V候補と呼ばれながら、ここまできた。
やっと今、そのプレッシャーから解き放たれた。
みんなすごくいい笑顔だ。
この瞬間に立ち会えて、幸せものです。

私にとっての“赤色二期生たち”、本っ当におめでとう!


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